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オーナーへの送金と報告

オーナー送金明細の作り方と管理料の計算

公開 2026.10.25

事務員がプリンターで書類を印刷している。机の上に封筒と明細の束(AIで生成したイメージ)送金額は、引いた順番が見える明細で。AIで生成したイメージ
監修:吉村 貴成(株式会社SECRET MEDICINE 代表取締役)。不動産の売買・賃貸の管理を自社で行い、OWNER LINK を自社の管理でテストしながら作っています。消費税の扱いは国税庁の公開資料で確かめています。最終の扱いは顧問の税理士とご確認ください(2026-10-25)。

オーナー送金明細とは、管理会社が預かった家賃などから、管理料や修繕の費用を差し引いて、オーナーへ送るお金の内訳を書いた書類のことです。集金を代行する場合の一例は、入金(税区分ごと)−管理料(+消費税)−オーナー負担の支出=送金額です。繰越や調整、何を送金から引くかは管理委託契約で決まり、敷金などの預り金はこの式の外で管理します。

今の送金明細(Excel可)の行の並びを教えてください

オーナーの数と、管理料率の種類(2.5%・3%など)もあわせて伺い、明細の形をご一緒に考えます。

送金明細は、オーナーが毎月いちばんよく見る書類です。どこから何を引いたかが見えないと、問い合わせが増えます。ここでは、表計算でも作れる形を先に書きます。

送金明細に書く行

まとまり行
収入住居の家賃・共益費(非課税)/事業用の家賃・共益費(課税)/駐車場(原則課税。住宅に付いていて非課税になる要件は家賃の消費税へ)/コインパーキング
引くもの管理料・管理料の消費税・清掃やエレベーターなどの保守・修繕・原状回復のオーナー負担分・広告料
送金額収入−引くもの(振込手数料をオーナー負担にしている場合はその分も)
添えるもの入っていない家賃(滞納)・敷金の残り・来月の予定
送金明細の画面。税区分ごとの収入、管理料、支出、送金額が並ぶ(架空のデータ)
送金明細の画面(開発中の画面の見本・架空のデータ)

管理料の計算と消費税

管理料は「入金の何%」と決めていることが多く、計算のもと(家賃と共益費か、駐車場も入れるか、税抜か税込か)を管理委託契約で決めておきます。

管理料は管理会社の売上なので、住居の物件でも消費税がかかります。オーナーごとに、その月の管理料を合計してから消費税を計算すると、物件ごとに端数がずれることがありません。インボイスとの関係は管理料とインボイスにまとめています。

例:管理料率3%、税抜の入金が1,000,000円の月 → 管理料30,000円、消費税3,000円、合わせて33,000円を引く(計算のもとは契約で決めた形に合わせてください)。

管理料率をオーナーごと・物件ごとに

同じオーナーでも、マンションは3%、駐車場は5%のように物件で率を分けることがあります。台帳には「オーナーの標準の率」と「物件ごとに変える率」を分けて持っておくと、送金明細で迷いません。

事務員がプリンターで明細を印刷している(AIで生成したイメージ)
オーナーごと・物件ごとの率を台帳に分けて持つ(AIで生成したイメージ)

敷金・前受金・仮受金は分ける

家賃などを受け取る口座は、会社のお金の口座と分け、管理受託契約ごとに出入りを分けて記録することが、国土交通省の賃貸住宅管理業法の解釈で示されています(賃貸住宅管理業法の登録と小さな会社の備え)。

共有名義と振込手数料

共有名義の物件は、持分(例:60%と40%)で送金額を分ける例が多くあります。代表者にまとめて送るかは共有者との合意で決め、所得をだれのものとするかと振込先は分けて整理します。どの費用を持分で分けるか、管理料をだれの分として請求するかも、共有者と決めておきます。振込手数料をオーナー負担にするか会社負担にするかも、オーナーごとに台帳に書いておきます。

建物のオーナーと管理会社の担当者が握手をしている(AIで生成したイメージ)
共有の分け方は、はじめに共有者と決めておく(AIで生成したイメージ)

OWNER LINK の送金明細(税区分ごとの収入・管理料の消費税をまとめて計算・共有の持分・振込手数料)は開発中です。2026年10月時点では使えません。

よくある質問

送金明細は毎月出す必要がありますか?

送金のたびに、何を引いていくら送ったかが分かる明細を出すのが一般的です。賃貸住宅管理業法の定期報告(管理業務の実施状況の報告)とは別のものです。

滞納している家賃は送金明細にどう書きますか?

入っていない家賃は収入に入れず、「入っていない家賃」として別に書きます。入金があった月に収入に入れて送金します。

修繕費は全部送金から引いてよいですか?

引いてよい費用と、オーナーの了承が要る金額の上限は、管理委託契約で決めておきます。大きな修繕は、見積もりの段階でオーナーに確かめます。

この記事のまとめ

今の送金明細を伺って、明細の形をご一緒に考えます

架空のデータの画面でご案内します。オーナーさまや入居者さまの情報が入った資料は送らないでください。

入金の消込・送金明細・入居者の連絡を、ひとつの画面と公式LINEで。小さな管理会社のための賃貸管理システムです。