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管理会社のAI導入(任せる仕事と人が決める仕事)

公開 2026.10.25

事務員がノートパソコンで作業し、横で同僚が確かめている(AIで生成したイメージ)AIの候補を、人が確かめる。AIで生成したイメージ
監修:吉村 貴成(株式会社SECRET MEDICINE 代表取締役)。不動産の売買・賃貸の管理を自社で行い、OWNER LINK を自社の管理でテストしながら作っています。厚生労働省などの公開資料で確かめています。制度は改正されることがあるので、最新の情報をご確認ください(2026-10-25)。

管理会社のAI導入とは、入居者からの問い合わせの一次受け、通帳の読み取り、報告書の下書きなど、決まった形の仕事の一部をAIに手伝わせることです。AIには「候補」や「下書き」を出させ、金額の確定・契約・督促・退去の精算は人が決める形にすると、人手が少ない会社でも安心して使えます。入居者やオーナーの個人情報をどこまでAIに渡すかも、先に決めておきます。

AIに任せる所と、人が決める所を分けて考えます

今の仕事のうち、AIの候補や下書きで楽になる所を、ご一緒に洗い出します。

人が採れない、苦情の電話で手が止まる、月末に残業が集まる。こうした悩みから、AIを入れたいという管理会社が増えています。一方で、AIの答えをそのまま入居者に送ったり、金額を確かめずに使ったりすると、かえって苦情が増えます。この記事は、AIに任せる範囲の分け方をまとめます。

AIに手伝わせやすい仕事

仕事AIがすること人がすること
入居者の問い合わせよくある質問(ゴミの日・設備の使い方・手続きの書類)の回答案を作る(入居者に出す前に職員が確かめる)火災・水漏れなどの急ぎは、AIを通らない電話の経路を残す。苦情・契約の話は人が受ける
入金の確認通帳やネットバンクの明細を読み取り、集金名簿に当てる候補を出す候補を見て確定する
報告書月のできごとから、オーナーへの報告の下書きを作る読み直して直し、送る
記録の整理入居者とのやり取りを短くまとめるまとめが合っているか確かめる
事務員がノートパソコンで作業し、横で同僚が確かめている(AIで生成したイメージ)
AIの候補は、人が見て確定する(AIで生成したイメージ)

人が決める仕事

個人情報の扱いを先に決める

入居者やオーナーの名前・口座・連絡先を外部の生成AIサービスに入れるときは、個人情報保護法の決まりに沿って扱います。個人情報保護委員会は、生成AIサービスの利用について、個人情報を入力するときの注意を公表しています。

出典:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」https://www.ppc.go.jp/news/careful_information/230602_AI_utilize_alert/

小さく始める順番

  1. 台帳を1つにする:AIが正しく答えるには、物件・部屋・入居者の情報がそろっていることが先です(Excelからシステムへ移す手順)
  2. よくある質問を10個書き出す:入居者からの電話で多いものから
  3. AIの答えを社内で試す:入居者に出す前に、職員が質問して答えを確かめる
  4. 人に代わる線を決める:急ぎ・苦情・お金・契約の話は人へ

OWNER LINK でいま使えるのは、ログイン、オーナー・物件・部屋・入居者の台帳、書類の保管、会社の追加です。入金消込(通帳の読み取りを含む)・送金明細・公式LINEとAI・退去・オーナーレポートは開発中で、順に公開します。相談では、いま使える機能と開発中の機能を分けてご案内します。デジタル化・AI導入補助金のITツールとしては登録していません(2026年10月時点・補助金の記事)。

よくある質問

AIに入居者の問い合わせを全部任せられますか?

おすすめしません。まずは職員が確かめる回答案から始めます。火災・水漏れなどの急ぎは、AIを通らずに人へ届く経路を残し、苦情・お金・契約の話は人が受けます。

AIで人を減らせますか?

減る時間は、会社の物件の数や今のやり方で変わります。まずは、入金の確認や報告書の下書きなど、毎月同じ形の仕事の時間を数え、AIの候補や下書きでどれだけ短くなるかを確かめます。

入居者の個人情報をAIに入れても大丈夫ですか?

外部の生成AIサービスには、通帳・口座番号・入居者との実際のやり取りを貼り付けないでください。利用目的の範囲か、学習に使われないか、提供に本人の同意が要るかを確かめるまでは、架空のデータで試します。個人情報保護委員会の注意喚起も確かめてください。

この記事のまとめ

AIに任せる範囲を、ご一緒に決めます

架空のデータの画面でご案内します。入居者さまやオーナーさまの情報が入った資料は送らないでください。

入金の消込・送金明細・入居者の連絡を、ひとつの画面と公式LINEで。小さな管理会社のための賃貸管理システムです。